OP25B
実施にあたって
2023/08/09 更新
2019/08/08 更新
2014/01/06 更新
2010/05/17 更新
2006/11/20 更新
2006/10/03 更新
2006/07/06 掲載
近年、αWebインターネット接続サービスなどのISP(インターネットサービスプロバイダ)が提供しているメールサーバーを経由せずにウイルスメールや迷惑メール、フィッシングメールなどが直接送信され、お客様が迷惑メールを受信する機会が飛躍的に多くなっているかと思います。この現象は社会問題化しており、αWebインターネット接続サービスにおいても問題視しておりました。
弊社では、お客様およびインターネット利用者の皆様に安全にかつ、便利にメールの送受信を行っていただくために、Outbound Port 25 Blocking(OP25B)を2006年7月下旬より順次実施することになりました。
- ※「αWebインターネット接続サービス」をインターネット接続回線として「αWebのインターネット接続サービス」の下記メールサーバーをご利用のお客様は、一部のお客様を除き今回の対策による影響はございません。
→ メールサーバー名:auth.alpha-web.ne.jp , mx[数字].alpha-web.ne.jp - ※「αWebインターネット接続サービス」をインターネット接続回線として大塚商会のホスティングサービス「アルファメール」をご利用のお客様は、直接送信を規制している回線サービスを除き今回の対策による影響はございません。
スケジュール
該当サービス | 実施時期 | Outbound Port 25 Blocking内容 |
---|---|---|
|
2006/11 | 携帯事業者向けへの直接送信を規制します |
2006/12 | αWebメールサーバーで提供しているメールサーバーを経由しない直接送信を規制します | |
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リリース時より | 直接送信を規制します(αWebメールサーバーも含みます) |
|
リリース時より | 直接送信を規制します(αWebメールサーバーも含みます) |
- ※αWebメールサーバーとは以下のメールサーバーを示します。
- 「インターネット接続サービス」にて提供しているメールサーバー
- 「アルファメールサービス」にて提供しているメールサーバー
- ※実施予定のサービスや実施時期は変更される事があります。
OP25Bとは
インターネット接続事業者(ISP)が提供しているメールサーバーを経由せず、相手のメールサーバーへ直接送信されるメール(迷惑メールやウイルスメールの多くがこの送信形式を取っています)を規制するための技術対策です。メールソフトがメール送信に使用するポート番号は、通常25番ポートを利用しています。その送信ポートを閉じる「Block」する事からOutbound Port 25 Blockingと呼ばれています。

- ※「αWebメールサーバー」とは以下のメールサーバーを示します。
- 「インターネット接続サービス」にて提供しているメールサーバー。
- 「アルファメールサービス」にて提供しているメールサーバー。
- 注:一部のお客様においては影響を受ける事があります。詳しくは、「実施にあたって」をご覧ください。
αWebインターネット接続サービスで実施するOutbound Port 25 Blockingは、携帯電話事業者や各プロバイダ、ホスティング事業者の関連団体により設立されたJapan Email Anti-Abuse Group(JEAG)によって策定された迷惑メール対策の一つとなります。JEAGには弊社も参加しております。
JEAGは、迷惑メール対策をインターネット事業者全体で取り組む為に、日本の携帯電話事業者や各プロバイダ、ホスティング事業者の31社(2006年07月10日現在)が参加している団体の総称です。
Outbound Port 25 Blockingを実施するメリット
- 迷惑メール送信の防止
迷惑メール送信を水際で阻止する事ができるため、迷惑メールの送信自体を防止する事ができます。 - ウイルス感染拡大の防止
ウイルスの中にはお客様が意図しなくともウイルス付きメールを送信するものがあります。その様なウイルス付きメールの送信要求があっても送信を阻止する事ができます。 - 迷惑メールやウイルスメール受信数の減少
インターネット接続業者(ISP)各社がOutbound Port 25 Blockingを実施する事により、お客様が受信する迷惑メールやウイルスメールが減少します。
影響早見表
αWebインターネット接続サービスをご利用の一部のお客様において、メール送信ができなくなる事があります。下記の表をご覧になり、Outbound Port 25 Blockingの影響を受けるかの確認をお願いします。

- ※1ご利用のインターネット接続サービスの提供元がOutbound Port 25 Blockingを実施している場合は、影響を受ける事があります。詳しくは、ご利用のサービス提供元へお問い合せください。
-
※2αWebインターネット接続サービスをご利用であっても、一部のお客様においては影響を受ける事があります。詳しくは、「実施にあたって」をご覧ください。また、IPv6アドレスからの送信は全てにおいて影響を受けます。
Outbound Port 25 Blockingで影響を受けるお客様はご利用の送信サーバーが、「サブミッションポート(587番ポート)」に対応しているかをご利用のメールサーバーの管理者様へご確認ください。
- サブミッションポート(587番ポート)に対応している場合
-
お客様のメールクライアントに設定されている「送信メールサーバー」の設定を「サブミッションポート(587番ポート)」の設定に変更してください。(設定方法が不明な場合には、ご利用のメールサーバーの管理者の方までご相談ください)
- サブミッションポート(587番ポート)に対応していない場合
-
お客様のメールクライアントに設定されている「送信メールサーバー」の設定を「αWebにて提供されている送信メールサーバー」へ設定を変更してください。(メールソフト設定変更例はこちら)
- ※サブミッションポート(587番ポート)とは、迷惑メール対策の一つとしてOutbound Port 25 Blockingを実施しているISPからメールを送信する為に用意されたメール送信ポートです。 このメール送信ポートから送信されるメールはユーザ認証を必要とするため、ウイルスメールやSPAMメールを送信される危険性が低くなります。
メール設定変更方法
利用されているメールサーバーが「サブミッションポート(587番ポート)+SMTP認証」に対応していない場合、送信サーバをαWebインターネット接続サービスのメールサーバーにする事によりメール送信が可能となります。設定変更箇所は下記の設定変更例をご覧ください。(他のISPからαWebインターネット接続サービスのメールサーバーをご利用になる場合も、同様の設定にて送信が可能となります)
- ※αWebのメールアドレス(●●@mx[数字].alpha-web.ne.jp)をαWebインターネット接続サービスより取得されている事が必須となります。取得されていないお客様は「メールアカウント追加・削除」よりメールアカウントの追加手続きを行ってください。
■送信メールサーバー
サーバ名 | auth.alpha-web.ne.jp |
---|---|
ポート番号 | 587 |
- ※お客様のメールクライアントを「サブミッションポート(587番ポート)+SMTP認証」の設定に変更する必要があります。
設定方法は、こちらをご覧ください。
よくある質問
- Q Outbound Port 25 Blockingとはなんですか。
-
A
インターネット接続事業者(ISP)が提供しているメールサーバーを経由せず、相手のメールサーバーへ直接送信されるメール(迷惑メールやウイルスメールの多くがこの送信形式を取っています)を規制するための技術対策です。メールソフトがメール送信に使用するポート番号は、通常25番ポートを利用しています。その送信ポートを閉じる「Block」する事からOutbound Port 25 Blockingと呼ばれています。
- Q Outbound Port 25 Blockingを実施するメリットはなんですか。
-
A
迷惑メール送信業者からの直接送信やウイルスに感染したパソコンからのウイルスメール送信を防ぐ事により、第三者へ迷惑メールが送信できなくなります。αWebを含む各ISPがOutbound Port 25 Blockingを実施する事により、お客様が迷惑メールを受信する数が少なくなる事が期待できます。
- Q 対象の接続サービスはなんですか。
-
A
スタンダード(可変IPアドレス)契約のv6プラス、フレッツ光、フレッツADSL、フレッツISDN、モバイル系などが対象となります。IPv4固定IPアドレス契約のお客様は対象となりません。
- Q Outbound Port 25 Blocking実施後はどの様な影響がありますか。
-
A
メールの受信は可能ですがメール送信ができなくなります。 (送信ポートを「サブミッションポート(587番ポート)+SMTP認証」へ変更されているお客様は影響ありません)
- Q アルファメールを利用しているが、Outbound Port 25 Blockingの対象になるのですか。
-
A
アルファメールをご利用のお客様は、IPv4アドレス経由の一部のお客様を除いて対象とはなりません。詳しくは、「実施にあたって」をご覧ください。
- Q 他社レンタルサーバー(ホスティング)を利用しているが、Outbound Port 25 Blockingの対象になるのですか。
-
A
対象となります。ご利用のレンタルサーバーサポート窓口へご相談ください。
- Q 他社ISPのメールサーバーを利用しているが、Outbound Port 25 Blockingの対象になるのですか。
-
A
対象となります。ご利用のISPサポート窓口へご相談ください。
- Q 自社でメールサーバーを立てているが、Outbound Port 25 Blockingの対象になるのですか。
-
A
お客様の契約がスタンダード(可変IPアドレス)契約の場合は対象となります。IPv4固定IPアドレス契約のお客様は対象となりません。
- Q WEBメールを利用しているが、Outbound Port 25 Blockingの対象になるのですか。
-
A
対象となりません。これまで通りご利用になれます。
- Q 利用しているメールサービス会社でOutbound Port25 Blockingの対処方法がないと言われました。送信サーバーのみαWebを利用したいのですが。
-
A
αWebインターネット接続サービスでは1契約につき1メールアカウントを無償で発行しております。既に発行済みのお客様は、お手元にある登録完了のお知らせと「メール設定変更方法」をご覧ください。メールアカウントが未発行のお客様は、「メールアカウント追加・削除」よりメールアカウントの追加手続きをお願いいたします。(2メールアカウント目より500円/月額(税別)が月額利用料金に合算されます)
なお、メール送信先の設定によっては、迷惑メールと判定されてメール受信が拒否される可能性があります。メール送信先の窓口へご相談ください。 - Q αWebインターネット接続サービスのメールサーバーを他ISPから利用できますか。
-
A
ご利用される他ISPがOutbound Port 25 Blockingを実施している場合は利用する事ができません。メールソフトのSMTPサーバー設定を「サブミッションポート(587番ポート)+SMTP認証」へ変更する事により対応できます。(メール設定変更方法はこちら)
- Q IPv6アドレスから25番ポートでメールを送信できますか。
-
A
送信できません。「サブミッションポート(587番ポート)+SMTP認証」で送信ください。